FC2ブログ
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2016年01月
ARCHIVE ≫ 2016年01月
      

≪ 前月 |  2016年01月  | 翌月 ≫

熱橋にならない繊維系断熱材の施工方法

繊維系断熱材(グラスウール、羊毛など)を使用して断熱計画する際に私が特に注意していることは、外壁側の断熱材の施工です。
繊維系の断熱材は、充填されている部分は大きな断熱の役目を果たしますが、外壁面に耐力壁として筋かいを入れてしまうと、写真のように筋かいが入っている部分の断熱材は、きれいに充填されず隙間ができてしまいます。
P9090797.jpg
そして、きれいに充填されている部分があっても105mmの壁厚に対して45㎜の筋かいを使うと60㎜しか充填されないことになります。また、筋かいをダブルに入れてしまうと90㎜の筋かいの場合、断熱材は15㎜しか充填されていないことなり、施工者側からすると敢えて断熱欠損の部分を造って施工していることになります。断熱材が入らない断熱欠損部分は、断熱性能が劣ることと、筋かいは木熱橋となるので断熱材より断熱性能が低く温度差が大きくなると結露を引き起こすリスクを増大させてしまいます。

筋かい2

そのため、耐力も大事ですが、温熱の視点から考えた場合、外壁面の壁には耐力面材を使用することを心がけています。耐力面材は柱の外側に面材をとめるので筋かいをつけることが(耐力が不十分な場合を除く)ないので断熱材105㎜を隙間なく充填することができるので熱橋は筋かいより大幅に少なくすることができます。
組写真
さらに、柱間の充填断熱の外側に断熱材を付加する(付加断熱)と、間柱の熱橋防止にもなり断熱の効果がさらに増大していくのです。
IMG_8913.jpg
コストだけにとらわれ、筋かいを使用することは、居住者に不快な居住環境を与えていることになります。コストも大事ですが、お施主様の快適性を考えて、私の設計は耐力面材+付加断熱の基本としています。リフォームでもこの工法を採用した結果、建築知識ビルダーズ主催の日本エコハウス大賞2015 リフォーム特別賞受賞することができました。

●断熱の一口解説
熱橋断熱材を貫通する部材で、断熱材よりも断熱性能が劣る部位のことを言います。たとえば、木造住宅で充填断熱の場合、柱は断熱材を貫通します。この柱を熱橋と言います。熱橋は、断熱材よりも断熱性能が低いため、面積が小さくても性能に影響します。省エネルギー基準の計算では、断熱材を貫通する部材がある場合は、熱橋として考慮しなければなりません。なお、外張り断熱など、断熱材を貫通する部材がない場合は、熱橋を考慮する必要はありません。

 熱橋を考慮する場合は、タイプによって計算方法が異なります。
熱橋は大きく分けると、①木造住宅の熱橋(木材の熱橋)②鉄筋コンクリート造(RC造)の熱橋(構造などの熱橋)③鉄骨造(S造)の熱橋(金属などの熱橋)の三つのタイプがあります。

熱計算をする時は、この熱橋を考慮して計算されます。


その他の住宅情報はこちらから⇒人気ブログランキングへ    にほんブログ村 女性建築士
スポンサーサイト



Comments (0) Trackbacks (-) | 施工方法

室内の過乾燥を改善させる簡単な方法!

室内の過乾燥を改善させる簡単な方法!
高気密・高断熱で建てられた最近の住宅は、湿度計では冬場には35%前後の相対湿度を指します。
乾燥した環境では、喉や鼻の炎症を引き起こす可能性もあります。

乾燥した室内を簡単に解消する方法としては、
①観葉植物を沢山置いて、その水やりの湿気を利用する方法。
リビングなどに鉢物や観葉植物などを置き、湿気を取り入れる。
②洗濯物を室内に干す方法。
シーツとか毛布のように表面積がおおきいものが加湿に有利です。
③風呂の湯を流さないで、扉を開けておく方法。
さほど体感的にまた湿度計でも大きな変化はありませんがやらないよりはやったほうがいいかも程度です
ホテルなどに泊まった時などは、有効かもしれません。

では、この中でについて実験をしてみました。
室内に洗濯物を干してみると、どのくらいの効果があるのか?
IMG_2805.jpg
ウェザーアーバンステーションという温湿度計での結果です。
IMG_2806.jpg
洗濯(大きめのバスタオル2枚、Tシャツ5枚、フェイスタオル3枚くらいの量)を干す前は、相対湿度35%でしたが、洗濯を干した30分後には36%に上昇しました。2時間後には39%になり3時間30後に38%に下がりました。その後、朝方になると減っていくのですが、洗濯を干すだけでこんなにも湿度が上がることが実証されました。(ちなみに、室温21℃、第3種換気使用です。)

加湿器はお金が掛かるけど、洗濯は、洗濯した物を干すだけなので、お金が掛かりません。経済的に加湿ができることになります。また、過度の湿度にもなりません。


湿度を高くしすぎると、結露を引き起こしやすくカビやダニが発生して、逆に健康上の問題になることが考えられます。
湿度管理には十分注意しましょう。

その他の住宅情報はこちらから⇒人気ブログランキングへ    にほんブログ村 女性建築士
Comments (0) Trackbacks (-) | 住まい方

初めての家づくり①

初めての家づくり①

土地探しからの家づくりがスタートしました。
家づくりが初めてなため、戸惑いばかり・・・敷地の事や建物の仕様、間取り、外観など深い思いや知識がないので、勉強しながらの家づくりです。

まずは、自分たちの条件に合う土地を探します。
・交通の便が良い所
・子供たちの学区
・陽当りが良い所
・地盤が丈夫な所
・予算
・・・
と、要望を取り入れ土地探しをしております。
IMG_2706 - コピー
土地が安くても、上下水道が敷地内に入っていなかったり、傾斜地で土が落ちていかないように土留め擁壁が必要だったりと、他の部分にお金が掛かりそうな物件もあるため十分に検討していかなければなりません。
ですから、いろいろな土地の情報を見ては、現地へ足を運び、周囲の状況、陽の入り方、ライフラインの確認などをして、良さそうな所をピックアップしていきます。
そして、気に入った土地の測量図を頂き、ラフプランを載せて提案をしてみようと奮闘中です。




家を建てるのであれば、『選んだ場所で一生暮らす!』ということを考えて土地を選びたいものです。


その他の住宅情報はこちらから⇒人気ブログランキングへ  にほんブログ村 住まいブログ



Comments (0) Trackbacks (-) | 家づくり

2016 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
昨年中は、皆様には大変お世話になりました。

始めたばかりのブログですが、今年は、多くの方に読んでいただき、住み心地が良く、生活する方のストレスが少しでも軽減できる快適な住まいを普及していくための情報を提供出来るように綴っていきたいと思います。

本年も変わらぬご支援をどうぞ宜しくお願い致します
⊂((・x・))⊃


その他の住宅情報はこちらから⇒人気ブログランキングへ  にほんブログ村 住まいブログ